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富士登山報告


おととい、きのう二日にまたがり、富士登山をしてきました。
結果は登頂成功。そしてご来光も見る事ができました。

今回の参加は7人。

まず、前日に寝たのが午前1時半くらい。7時起きなので、6時間睡眠をとりました。

集合は富士IC。
そこまで上司の車に同乗させてもらいました。
東名高速は大渋滞。富士インターまで5時間もかかりました。
ま〜〜上司と二人きりの車内というのは、気を使うものですね。
僕はあんまりプライベートなことをしゃべらないほうだし、そもそも話題がさしてないので、会話がむずかしかったです。

そうこうしてインターを降りて、集合して浅間大社でお参り。
近辺の飲食店で腹ごしらえをしました。

その後富士スカイラインで駐車場まで着きました。
空気はひんやりしています。
気になる富士は晴れていました。幸先のよさを感じました。


上が今回の富士。下が去年です。様子がだいぶ違いますよね。

ここで登山服や道具の装備と最終点検をしました。
五合目までは、バスを使います。往復1200円。
午後6時半、五合に到着。
雲海が眼下に広がり、とてもきれいでした。

7時頃、スタートしました。
雨も風もありません。驚くほどスムースに登れました。
きわめて順調です。8合目まで、難なく登れました。メンバー全員脱落なし。去年の悪夢からすれば、ウソのようです。

眼下には暗黒の大地に都市の光が輝き、空には月、星が輝いていました。

8合目以降からが、未知の領域です。
僕はここでリタイアした。酸素濃度の低下によって頭痛や吐き気がして動けなくなったのです。

ここから頂上〜ご来光が最も大変でした。
9合目に向かって歩き始めると、さすがにみんなの口数がなくなりました。
急激に寒くなりました。
ただ、今回はちゃんと登山服を選んでいたので、歩いている間は平気でした。
登山服は基本は3レイヤーで、着こなしが重要なのを調べていました。
モンベルのジオライン(アンダーウェア)とミドル、アウター(ウインドブレーカー)で固めました。とても優秀です。

でも頂上までがすごく長く感じました。
例の酸素濃度の低下か、9.5五合あたりから頭痛がして、ぼーっとしました。歩けないほどではなく、無心で歩き続け、18日未明に山頂に到着しました。

着くともう元気もなく、そのあたりに座り込みました。
あたりには登山者の寝ている姿がありました。

ここで最大の難関が。とういうのは、ご来光まで待たないといけないからです。
山頂には食堂が一軒ありますが、5時開店なので閉まっており、トイレすらもないんです。それ以外に休憩所らしきところはありません。
仕方がないので、建物周辺に待機することになりました。
で、この待ちが、いちばんつらかった。めちゃくちゃ寒かった。

上に5枚、下3枚着ていても寒かった。下に座れば座ったで地面がおそろしく冷たい。これには閉口し、ガクガク震えながら耐えました。

僕は寝て耐えようとしましたが、あまりにも寒いし、登山者が次々と登ってきて騒がしくなり、おまけに寝て起きると酸素欠乏で吐き気がする。
じっとしているより動いているほうがマシなので、起きてその場足踏みなどをして体温を高めました。地獄。これにはまいった・・・なんで寝袋買わなかったんだろう。

4時半。空が明るみ始めました。僕たちがいる場所はまわりに斜面があって、日の出を見ることができない。動かなければなりませんでした。
僕はこの瞬間きたれりと、カメラ片手に朝日の出るほうに向かおうとしました。
でも上司や他のみんなは、寒いから、行かないと言いました。

僕は、内心、歯がゆい思いでした。
なんのために、ここまで来たんだろう?
少し我慢して歩けば、日本一高い山で、日の出の瞬間を見る事ができる。
すぐ、そこではないか。

僕は足早に丘に向かいながら思いました・・・・自分は・・・自己に詩的な内面をもたない人たちとは、永遠に同調できないのではないかと思いました。
共に日の出を見ることに、価値はないのだろうか?
物質やお金をいくら論じたところで、むなしい。人は心に颯としたものがあれば、それだけで美しい存在になれるのに。心のあり方に美を求めないのだろうか。
僕はつねに感じたいのです。そこでしかないものを感じるために。だからそこに行くのです。

登山者はみんな寒さに耐えつつ、日の出を今か今かと待っていました。
そして、太陽が登りました。写真をご覧ください。
多くの人たちが富士のご来光を見に来る理由がわかりました。


去年からの宿題のようなものが、達成されました。
もう一度登りたいかというと、今のところはもういいです。満足しました。
行くのであれば、別の山がいいです。
ともかく、富士登山成功、やりました!!つかれたー。

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