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2月, 2012の投稿を表示しています

悩める新人

教えていた新人に、漫画家を目指していた女性がいます。 彼女は面談でも漫画を持ってきました。CGもやったことがありません。 その人は、まあまあ筋がよかったので合格になりました。 が、その面談のときに、こういうのです。 「たいへん申し訳ないのですが・・・」 合格したのはうれしい。 しかし、自分には漫画の夢もある。 つまり、未練があるので迷っている。 考えさせてほしい、というのです。 これをあとで聞いた同僚たちは、なんだそれは、と呆れていました。 しかし、夢は誰にでもあるもので、思い悩むのも、誰にでもあります。 少なくとも、僕にも一時期漫画を目指して時期があるので、その気持ちはわからなくはありません。 そこでこちらが言ったのは、 「ぜひもない。ご両親とも相談して、決めてください」 ということだけでした。 漫画をあきらめろ、とは言いません。職業選択の自由です。 数日後、彼女の出した答えは、就業を決める、ということでした。 今もがんばって研修しています。 別に将来、漫画家を目指してもいいと思います。 漫画は面白いですよね。 自分で世界や人物や、物語を自由に考えられます。 僕にはいつかまた、趣味で描いていた漫画を再開する時がくるのだろうか?

新人育成が終わる

今月末で、「今回の」新人育成は、終わります。 教育は、仕事でもこれほど骨が折れることもないって痛感します。 自分のことだけだったら、自分でなんとかできる。 けど、人を指導するのは、なっかなかうまくいかない。 僕はそもそもが優秀ではない。学んでいる彼らほうが、僕より高学歴で、頭がいいのです。 ぜんぜん関係ないんですが、週末の晩に映画の「キャプテン アメリカ」を観ました。面白かったです。 しかも、けっこう哲学的なんですよね。こんなセリフありました。博士いるんですが。 「はじめから強い者は力を尊敬しない。弱者だからこそ力の貴重さを知り、尊敬する」とか、 「力を与える。ただし約束してほしい。君のままでいる、と」とか。 正確に上の言葉かどうかは、ちょっと違いますが。 できる人は、人を責めることしかしない。できなかった人は、できない人を受け入れられる。 頭の良し悪しがどうだったって、教える側が教え方を変えればいいのであって。 良い方に導くそれが文字通りですが、リーダーではないかと思います。

FCイベント winter songs感想

昨晩は、Zepp Tokyoでの坂本真綾FCイベントに行ってきました。 いやぁ~、今回も最高でしたね… 僕の座席は前から5列目で、これまで参加したなかでは、一番ステージに近かったです。 ツアー名がwinter songsというだけに、去年末に発売されたDrivung in the silenceの楽曲がベースになっていました。 演奏はアコースティックで、CDとは違ったバージョンも楽しめました。 ゆったりと静かで、そこにいるだけで心地よいというアットホームな雰囲気は相も変わらず。 歌は、もう全部いいんですけど、特に好きな「極夜」が聴けて良かったです。 トークについても、おもしろかった。 もう冬の曲はこのライブツアーが終わったら次の冬まで歌わないと宣言し、リスナーの人たちも聴かないようにしてほしいという。プレイリストにも入れないようにてほしいとか。…そこまで封印せんでも笑 ditsの詩についての裏話とかこんなのもありました。 ファンクラブらしいことをしてこなかったということで、なんとお客さんをステージに上げるサプライズも。 坂本真綾がまず会場のお客さんにいくつか質問し、手を挙げて残った人とさらにジャンケンし、残った最後の人をステージに招きました。若い男の人でした。 ファン歴や、最初に買ったCDなどを訊かれたりしていました。 くじ引きで今回のテーマ以外の演奏する曲を選んでもらったり。 あとは、ファンクラブのIDS!(アイドリングストップ!)は、来年で10周年とのことで、記念企画を考えています。 アンケートでファンからも募集してました。会員のアイディアがいくつか発表されました。 坂本真綾の銅像を建立… ディナーショウ… 坂本真綾と行くヨーロッパ旅行… 坂本真綾と桃狩り… オーロラの下でライブ… ファンクラブが詩を書いて、歌ってもらう… どれも会場の笑いを誘い、どれもピンときてなさそうでしたw 何をやるのか楽しみです。 アンコールもあり、あっという間の3時間でした。 それにしても、自分が最初に買ったCDってなんだったろう?覚えてない…

iPad2

買いました。いえーい 僕はけっこう仕事で活用してるんですよ。主にメモや議事録をとるんです。 使い心地はノートとペンに及ばないと言われても、保存とか転用など、メリットは全然違います。 1はけっこう重かったんで、2の軽さにはびっくりです。 写真も撮れるし!

Driving in the silence

坂本真綾のコンセプトアルバムです。 今までのアルバムのなかでも、いちばん好きかもしれません。 前回のYCCM(You Can't Catch Me)は、いろんな作家さんとのコラボした作品で、それも良いのですが、やっぱり坂本真綾をよく知っているのは、坂本真綾自身だなって、改めて思った作品でした。 発売されたのは、去年末で、ウィンター、クリスマス向けの内容です。 どれも、冷たい空気の情景のなかに、あたたかみが感じられる詩とメロディで、寒空の下で聴くと、心があったまります。 特に好きなのが、「極夜」と「誓い」です。 いまもって言うことでもないですが、詩がホントにいい・・・ なにかにつけてビジュアルがないともの足らないと思う昨今に、詩というものに、こうまで耳を傾けていることって、他に見当たりません。 考えてみれば、長いつきあいです。 自分を見つめるときに、昔も今も、坂本真綾の曲がありました。 僕がどこで何になろうとも、そばに変わらずにあったもの。自分のあり方の参照とできたもの。それが彼女の曲である。気付いてみれば、貴重な存在となっています。 今週末、ファンクラブイベントがあります。きっとアルバムの何曲かも実際に耳にできると思います。 楽しみです。

オレンジ

Oranje.がこのまえ仙台のRakeのライブでゲスト出演したそうです。 うちの両親が招待されました。 日刊スポーツには、「覆面を脱いだ覆面シンガー」などという題名で、撮影された写真と一緒に報道されていました。 Oranje.にとっても、公でライブするのは初で、お客さんの反応がどうだったのか、見たかったところです。 この前もレコーディングで東京へ来ていたようです。 次にリリースされる曲が楽しみです。

仕事は問題だらけ

何十人もスタッフがいて、しかも新人が多いと、力量のばらつきがあって、当然できてくるものも、ばらつきが出てきます。 現場監督が、それを制御することができていません。 それをなんとかしなくてはいけないのが、僕の次の仕事になりそうです。 僕の立ち位置は、デザイナーでもなく、ディレクターでもない。 最近これに適した呼び方を見つけました。 「リスクブレイカー」です。 危険破り、ということですが、しっくりきます。 計算外で起きた「事件」のかたちを捉えて、解決しなくてはいけない、と。 探偵、といってもいいかもしれません。 そう思えば、やりがいのある仕事とも思えますが、責任は重大です。 GDCにも行かなければならず、いろいろが重なっています。 頭が痛いです笑

428

「428 封鎖された渋谷で」をプレイしました。 iPhone版です。 サウンドノベルというジャンルのゲームです。 サウンドノベルって何?って思った人は、音楽と写真がついた小説だと思ってください。 むかしスーパーファミコンで「かまいたちの夜」をやった人であれば、ピンとくるのではないでしょうか。 同じくセガサターンで僕が好きだった「街」というサウンドノベルがあったんですが、これはその系統の続編というか、新作にあたります。(ストーリーはつながってません) 「街」は渋谷が舞台でした。登場人物たちは実際の俳優さんたちが出演しています。 今作も渋谷が舞台です。主人公はお互い関係を持たない者たち。 ストーリーは、渋谷に「ある事件」が起こります。 プレイヤーはそれぞれの主人公の視点で物語を読み進めていきます。 物語の要所要所で、選択肢が現れます。選んだ選択で、その後の展開が変わります。 ひとり読み進めても、途中で物語が止まったり、バッドエンドになります。 そこでプレイヤーはその物語が止まった原因を突き止め、それを引き起こした事実を起こさせないようにする必要が出てきます。 ほかの主人公を選び、前の主人公がそうなってしまった原因とならない行動を選択します。 すると、前の主人公の運命が変わり、バッドエンドを回避して先が読めるようになります。 ひとつの物語を軸に、それぞれの主人公たちの目的が複雑に絡み合っている。 プレイヤーはそんな糸がこんがらがった事件を解決に導く、というゲーム性です。 単なる読み物でもなく、映画でもない。ゲームといってもボタンを押すだけ。 誰でもできます。 特筆すべき点として、胆となるストーリーがよくできていたこと。 登場人物たちが魅力的であること。 シリアスかつコミカルな面もあること。バッドエンドがへんてこなものが多いので、それはそれで読んで楽しいこと。 演出がよいこと。役者さんたちは実際に台詞込みの演技をし、撮影したものから写真をピックアップしているので、制止画でも迫力があること。 それに音楽もよいです。上の写真のように、サントラを買ってしまいました。 クリアしたとき、正直 「終わっちゃうのか〜」と残念になったくらいです。 とにかくストーリーの盛り上がり方とか、まとめ方はう

GDCへ行きます...!

たまっていた報告を。 GDC ゲームデベロッパーズカンファレンス サンフランシスコのモスコーンセンターで毎年3月2週目くらいに開催されている、世界中のゲーム関連のパブリッシャー、デベロッパーやらが集まって技術的なプレゼンやパネリング、ディスカッションを行う。 同時期、別に GC ゲームコネクション というのも開催されます。 こちらもゲーム会社が集まって、商談をする場。 GDC、そしてGCに僕は参加するため、サンフランシスコへ行ってきます。 人数は4人。ボスとマネージャーと通訳、そして僕。 僕は商人ではないし、通訳でもありません。英会話を習っていますが、とてもビジネス会話はできません。 それなので、僕が行く理由がよくわかりません。 わからなかったから、上司に僕の役割は何だと尋ねました。 それは、経験してもらう、ということなんだそう。 そこに行くと、この業界の激動ぶりがよくわかるのだという。 それを見聞きし、思うところ、感じるところを得、それを日本に持ち帰り、会社のデザイナーたちに伝達する。 世界中のゲーム事情は、日本のそれを上回っている。 アジア、南米などの新興国の進出目覚ましく、しかも人件費や土地が安い。 もしかれらの安い賃金で、日本のデザイナーが作るものの質を上回るとき、日本の開発会社は軒並みつぶれざるを得なくなる、というのです。 たとえば中国では、一人当たりの年収は40万くらいなんだそう・・・ 年収400万の日本人と比較すれば、中国人であれば10人雇える・・・ だれが単価の高い日本人に誰が仕事を頼むようになるのでしょう。 日本のパブリッシャーですら、開発を海外に移転しようとしています。 下請けはどうやって生き残ればよいのでしょうか。安く仕事を受けても、上記ですから勝てるわけがありません。 日本のデザイナーは指をくわえて事態をみるしかないのでしょうか。どんなアクションをすればいいのでしょうか? そういう海外の雰囲気、流れ、危機を僕が感じ取り、スタッフたちに警鐘をならす役割だとすれば、意義はあります。 プレッシャーを感じます。 だから考えないようにしています笑

おととい台場へ行きました

前回のブログで、歴史探検部について書きました。 どういう部かというと、東京の名所・秘境を探検する部です。 僕がこれまで都内を歩き回ってきて発見した見所を、下のスタッフたちにも見せてあげたいと思い、発足しました。 1回目は、清澄白河あたり。清澄庭園や、富岡八幡宮、江戸博物館などに行きました。 2回目は、台場です・・・歴史にあまり関係ありませんが・・・番外編ということで。 寒いので、室内が多い施設のほうがよいだろうと思い、設定しました。 この台場、僕がはるか昔にバイトをしていた場所です。 アトラクションですね。今は亡き。 バイトを辞めてから、今の業界に入ってからも、度々訪れました。 スタッフたちは、地方から来た者も多く、台場にも来たことがなかったみたいです。 ゆりかもめ、デックス、レインボーブリッジ、フジテレビ、ヴィーナスフォート、観覧車・・・ みんなとても楽しそうでした。 当時は、台場は雰囲気的に好きで、最先端の場所で働いていたという気分があったものです。 こんな歴史探検部。第3回は、また近いうちに開催します。

久しぶりに更新

2月になりました。 ブログ更新ひさしぶりです。 去年にFacebook をやりはじめてから、そちらに気をとられるようになりました。 家族や友達、同僚と30人くらい「友達」になっています。 ツイッターと違うのは、実名登録だからゆえか、記事の更新がひどく身近に思える。 家族や友達や同僚が今何をしていて、何を考えているのか、何に興味があるのかが分かったり、レスポンスを返したり、返されたりするのがおもしろいです。 また、連絡のしやすさもいいですね。直接メッセージを送れば、チャットにもなる。 メールよりも気軽です。 しかし僕はどちらかというと、ボードは自分の所在履歴用に使っています。 例えば、どこどこに行ったら、写真に撮って、位置と一緒に記録するだけ程度にしか使ってません。 文を考えるのが面倒なのと、考え始めると真剣になってしまうので、時間がかかってしまうからです。 思ったのは、Facebookもツイッターと同様、商売やっている人とか、芸能人に向いているような、気がします。普通人には、普段そんなにネタがありません。 反対に、ブログは反省を書ける場だということを、再認識しています。 その日にあった出来事を思い返して書くのが日記だとすれば、ブログはやっぱり日記に近いかなって思います。 僕は、ここではずっとペンネームで書いていきます。 そのほうが気が楽だ。昔も今も変わらない「Fox」としていられます。 話は変わりますが、今年はたくさん目標をたてています。 ・歴史研究部を立ち上げて、下のスタッフたちを巻き込んで活動する ・上以外にも、スタッフたちとの時間を持つようにする ・免許とる ・ピアノならう ・ガールフレンド的な人がいたらいいと思って、なにかしら努力する などなど、外交的になろうかなって思います。 たいしたことないですよね。上のようなことなんて誰でもやっている。 でも僕はいままで、自ら人を誘って遊んだりしたことが、ほとんどありませんでした。 自分本位だったってことですが。最近ちょっと限界を感じたのもあります。 まわりの人が結婚とか出産とか、成長していくのに、なかなか成長しない自分がいて、まあ、自分を変えていこうと、そう思うワケです。 ということで、今日はここまでですが、今後もなるべく更新