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レ・ミゼラブル感想


さて、昨日は帝国劇場で「レ・ミゼラブル」を観てきたわけなんですが。
レ・ミゼラブルとは19世紀のフランスの詩人・小説家ヴィクトル・ユゴーの同名小説が原作のミュージカル。1980年にパリで公演され、以来世界各地で拡大され、ロングランを続けている。日本では1987年に帝国劇場で初演、現在まで毎年10、11月に公演されている。世界的に人気があるというわけ。
上記のことは今調べたことで、僕はこの作品のことも経歴も全く知りませんでした。
では、なぜ観に行ったかというと理由は単純で、坂本真綾が出演しているからです。じつは僕はファンクラブにも入っています。といっても、ぜんぜん追いかけていない低級ファンですが。ともかく、出演情報を会報で知り、「見てみよう」と思い立ったのです。

あらすじ
ジャン・バルジャンは、一本のパンを盗んだために19年間刑に服していた。ようやく釈放された彼だったが、社会の彼への対応は冷たかった。とある教会の司教が、彼に哀れみを感じて食事と寝床を与えた。しかしバルジャンは、教会の銀の燭台を盗んだあげく、警察に捕まる。司教は警察に対して「食器は与えたものだ」と釈明し、彼を解放せしめたばかりでなく、銀の燭台をも彼に与えた。人間と社会に不信と憎悪しか持てなかったバルジャンの魂は、司教の信念によって打ち砕かれる。彼は懺悔し、贖罪をするために生きることを誓う。
ひとりの囚人が、聖人となって生涯を閉じるまでの物語。
時代背景は、1815年のナポレオン1世没落後から1833年の7月王政までの18年間。

上演時間は3時間。プロローグ・第一幕が90分。第二幕が75分。間に休憩を挟む。
この劇での坂本真綾の役は「エポニーヌ」です。彼女は2003年からこの役を毎年演じています。エポニーヌは一言で言うなら、かわいそうな少女です。
彼女は「マリウス」という青年に恋をしているのですが、マリウスはこの物語のヒロインである「コゼット」を愛してしまう。それでもエポニーヌは、彼の恋の成就のために手助けし、彼の意を支えるために働く。そして「六月暴動」のなかで、銃弾からマリウスを身を挺して守り、倒れる。最期、マリウスに看取られながら、ようやく思いを打ち明けてこの世を去る・・・

悲惨なとしかいいようがありません。ですが感動しました。なんて一途で純粋な魂だろうか。
相手のために支えになることを選ぶ。寅さんと比べるのもあれですが、僕はこういう自己犠牲ができる人物に弱い。
それに歌声がすごくきれいで。歌が始まったときは、エポニーヌとしてよりも、坂本真綾そのものから発する声が会場を席巻したような気がします。
この役は彼女に合っていると思いました。坂本真綾の世界観というのは、夢や星や旅や恋を歌い、絶対的なものや永遠を渇望している、というように見受けられます。おそらく坂本真綾にとってエポニーヌの一途な心境はすぐにリンクして、彼女もまた自身のテーマに何かしら変換しているのではないか、と思います。
劇が終了すると、会場中がスタンディングオベーションでした。
となりの女性のお客さんたちが、「エポニーヌの人、坂本真綾っていうんだ。すごくきれいな声だったね」と言うのが聞こえました。そうなんです、と思いました。
それにしても舞台はライブだけあって、映画とはまた違いますね。演じる側と見る側、一緒に楽しむことができる。おもしろかったです。

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