今年は久しぶりにゲームショウに行った。現在のこのゲーム業界の空気感を感じておこうと思ったのだ。
今年は入場が厳しくなっている。事前登録が必要な上、在籍証明書や身分証明書、名刺など、提出しなければならないものが多い。だから入り口に行列ができた。入場するまで、1時間くらいかかった。
入ると、まず目立ったのがコーエーテクモブース。トロイ無双や、新作アクションものなどがあった。
コナミはウイイレやラブプラス、ドラキュラの新作など。
スクエニは新作みたいのやキングダムハーツ、タクティクスオウガなど。
セガは龍が如くのゾンビ版。あとはファンタシースターポータブルの続編・・・
カプコンはモンハン3とか格闘ゲームとか。モンハンは相変わらずの人気。
レベルファイブはジブリと久石譲を起用したRPG「ニノ国」。
バンナムは、アイマス2とか、テイルズとか。
UBIはアサシンクリード。
というように、以上はおなじみのタイトルだし、同じ感じなので特にコメントなし。
今回気になったのは、360の「キネクト」っていうモーションセンサーコントロール。
コントローラーを持たず、全身を使って操作して遊ぶというもの。職場の人たちの反応はイマイチだけど、これ主流になると思う。これを応用したテレビとかマウスレスのパソコンとか絶対出てくると思う。
対応ゲームとして、ダンスダンスレボリューションやwiiフィットのようなものがあった。
これに対して任天堂がどう見ているのか気になる。意に介してないのか、焦りを感じるのか?
ソニーブースは最も気合いを感じたかな。人も多く来てたし。
PS3の3Dゲームやモーションコントローラなど。
ただ、周辺機器がやたらと多くなった。でも、使い分け方がよくわかんない。結局ハードの性能は伝えるんだけど、それによってどういう楽しみ方があるのか、イメージできないんだよな。マニアなAVハードの領域を出ないと感じる。サードパーティ次第。とにかくたくさんソフト出さないといかんハード。
僕的には、今回はキネクトくらい。レベルファイブのRPGは、ジブリ起用で大々的に広告されるだろうし、注目も集めるし、売れるんだろうな・・・
総合的には3Dと体感ゲームの出現が目立つ内容。来年はゲーム3D元年かもね。
でも、やっぱり行き詰まり感がある。大手ゲームメーカーのお決まりテイストは、もう飽き飽き。見せ方の問題じゃなくて、発想の問題。ゲームシステムががっちり考えてられてるんだけど、過去のゲーム法則に(だいたいが任天堂の通った道に)のっとったものでしかない。
毎年思ってるんですが。
僕は、最近のiPhoneのソーシャルアプリを物色しているほうが楽しいんだよな。発想が独自なものが多いから。
独自なビジネス展開をするAppleや任天堂がゲームショウに出てこないのって、別にそこで背比べをすることに意味はないと思ってるんではないか。言い方悪いけど、マニアはほっといても買ってくれる。どちらも新規ユーザーの開拓のほうが重要だと考えてる。そのために、遊びというもの自体を模索している。
ゲーム内容充実が、売上に結びつくわけじゃない。どんなに単純だって楽しく遊べることが大事なんだ。
このハード変更によるシリーズ移植っていう使い古したビジネスモデルをいつまで続けるのだろうかって思う。その意識変化のなさがあぶない。
ソーシャルゲームが全盛になるとき、または中国等のアジア勢が伸びていくだろう。そのとき日本の企業クリエイターの居場所ってあるんだろうか?
絵だけに訴えるやり方、広告、コンパニオンさんの華やかさも虚飾のようにも思われる。
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